脳性麻痺・脳卒中後遺症を中心とする脳原性障害児者

整形外科

脳性麻痺・脳卒中後遺症を中心とする脳原性障害児者

当センターは松尾隆先生(南多摩整形外科病院院長、元福岡県立粕屋新光園園長)のもとに 研修に行き松尾法による筋解離術(整形外科的選択的痙性コントロール術)を平成12年より開始しています。 手術により、座位のとりにくかった人はとりやすく、四つ這い移動のお子さんは歩行器歩行や杖歩行に、 歩行器歩行のお子さんや二本杖で移動できていた人はしっかりと何も持たずに歩けるようになったりしています。山陰両県で積極的に行っているのは当施設のみです。

手術適応

痙縮による筋緊張やアテトーゼによる不随運動のために幼少期では運動発達がうまくいかない方の発達をうまく引き出したり、 すべての時期において上下肢の変形拘縮、脱臼等の関節変形をお持ちの方、側彎症をお持ちの方、 耐えがたい痛みやしびれなどの頸椎の神経症状をお持ちの方などが適応になります。

部 位

すべての部位に行われています。

股関節、膝、足首

 股が開かないで陰部清潔が保てない方、座位が困難、長時間座れない方、膝が曲がったままの方、すぐに膝が突っ張ってしまう方などは改善します。
また先に記載したように歩けないお子さんが杖歩行レベル付近まで改善したり、なんとか立てる方や尖足で歩いている方等の歩容が改善したりします。

肩関節、肘関節、手関節、手指

 肩が後ろに引かれたり、上がったりしてリーチ動作や歩行に困難さを感じている方、肘が伸びにくい方、手首が曲がっている方、指がスワンネック変形などの変形でうまく摘めない方等はその機能改善や機能の発達が認められるようになります。

頸椎

 首の不随運動で変形をきたししびれや箸が持ちにくくなったり、歩きにくくなってきたりした方、耐えがたい痛みにさらされてきた方など良くなってきます。
疼痛の程度は100%改善の2名を含み、平均で91.3%でした。またアテトーゼ型脳性麻痺頚髄症治療成績評価でも平均34.8%の改善率を認めています。患者さんの中には「生まれてきて初めてこんな楽な首を経験しました」と言われる方もいます。

側彎

 背中が曲がってしまった方、側彎の角度はあまり矯正できませんが筋緊張による苦しみから解放されたり、ものすごい反り返りから解放されたりします。また経皮的酸素飽和度も1~2%改善し、呼吸抑制の軽快にも役立っています。

整形外科的選択的痙性コントロール術だけでは軽減できない場合は骨切り術や脱臼整復術、 頸椎前方固定術等の骨に及ぶ手術も追加する必要があります。 痙縮の治療は他にもありますが(当センターでも他の治療もしていますが)この手術は侵襲が少なく、 また確実に効果が現れるものです。痙縮で苦しんでおられる患者の皆様に是非お知らせしたい治療法の一つと確信しています。

*補足:脳卒中後遺症で痙性が強く関節拘縮になっている方も尖足歩行の改善、変形拘縮の軽減、 固く握りしめられた指が(自発的な動きは獲得されにくいですが)ゆるんで指の間の清潔が保たれたり、 軽い麻痺の場合は自発的な動きも出現してきたりします。

〒695-0001 島根県江津市渡津町1926 TEL 0855-52-2442(代) FAX0855-52-0344 受付時間 平日 8:15 – 17:15

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