リハビリテーション科
リハビリテーション科 診療内容
リハビリテーション技術科は理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)あわせて20名近く在籍しています。
小児から成人まで幅広い年齢層と、様々な疾患の方を対象としており、その方々がその人らしく生活できるように、チームで連携をとりながら支援しています。
理学療法
寝返り、座位、四つ這い、立位、歩行など、発達に基づく運動機能の向上を目指します。単に筋肉の過度な緊張を緩めたり、関節可動域の拡大や筋力の向上を目指すのではなく、生活において必要な起居、移動、移乗などの動作を安定して行うことができるよう、機能の維持・向上を目指し、ご本人とそのご家族を支援します。
ご本人の能力のみでなく、支える環境を整えるよう、関わる保育園や学校、利用されている施設等とも連携し、多職種が協力し、多方面からの支援に取り組みます。
作業療法
病気やけが、障害を受けた方に対し、遊びや手工芸などの作業、活動を利用して、現在から将来に渡る生活を考えた運動、動作改善、発達を促します。
当院では、脳性麻痺、知的障害、自閉症スペクトラムなど生まれつきの発達の障害をもつ方や、脳炎後遺症、脳血管障害などの後天的な脳障害を持つ方の作業療法を積極的に行っています。その他に、高次脳機能障害や骨折、五十肩などの整形疾患の方に対しても作業療法を行っています。
言語聴覚療法
理解・表現等のコミュニケーション能力の向上、発音の改善、摂食機能の維持向上のため、ご本人とそのご家族を支援しています。
小児に対し、人と関わる力、理解する力、表現する力、食べる力を発達に応じて育んでいきます。また、ご家族に対し家での関わり方など育児の支援を行い、保育所や学校とも連携しています。
成人に対し、コミュニケーション能力、認知能力、摂食能力の改善等を図り、今ある能力で日常生活が送れるようご本人、ご家族の支援をしています。