西部島根医療福祉センターを入所利用されてきた皆様、及びそのご家族様へ
重症心身障害者は、若年時より骨粗鬆症による脆弱性骨折をきたしやすいと言われています。重症心身障害者の骨粗鬆症に対する治療の試みは散発的に行われていますが。現在日本で骨密度測定装置が配備されている施設は限られており、その効果は判然としていません。
西部島根医療福祉センター整形外科では、2011年に骨密度測定装置を導入し、骨の脆弱性の評価と治療を積極的に行ってまいりました。この度、心身障害児総合医療療育センター所長の小﨑慶介先生が研究責任者となり「重症心身障害者の骨密度に影響を及ぼす諸因子の解析」という研究が立ち上がり、当センターでもこの研究に協力することとなりました。この研究により重症心身障害者の骨密度の簡便な評価と、適切な骨粗鬆症治療法の確立が期待されます。
研究協力にあたり、西部島根医療福祉センターに入所されてきた患者様で2011年4月から2024年3月までの間に骨密度（DXA）計測をされた方を対象として
- 骨密度（DXA）計測装置による実測値
- 胸部レントゲン画像
- 基礎疾患、合併症、運動・呼吸循環機能、薬剤・リハビリ介入状況、骨代謝マーカー等の臨床データ
の情報を使用させていただきたいと存じます。
研究期間：2024年4月1日から2030年3月31日
使用データ：過去（2011年4月から2024年3月）のものを使用
- 匿名化を行い、個人が特定されることはありません。研究目的以外の使用はせず個人情報に関しては厳重に管理します。
- 新たな検査や費用が生じることはありません。
- データ使用にあたって謝礼等は発生いたしません 。
倫理的な配慮：この調査研究は西部島根医療福祉センター倫理委員会で審議・承認を受けています。（承認番号6-1）
この調査研究は今後の医療の発展に資するものですので、ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い致します。今回のデータ使用について御同意を頂けない場合には、お手数ですが下記の問い合わせ先までご連絡下さい。同意の有無が今後の治療等に影響することはございません。その他、ご不明な点がございましたら下記までご連絡頂きますようお願い申し上げます。
【研究責任者 】
西部島根医療福祉センター院長（整形外科）中寺尚志
【問い合わせ先】
西部島根医療福祉センター 医事課
TEL 0855-52-2442 ／ FAX 0855-52-0344
