「西部島根医療福祉センターに長期入所されていた重症心身障害児(者)の死亡例に関する疫学調査」の実施について

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「西部島根医療福祉センターに長期入所されていた重症心身障害児(者)の死亡例に関する疫学調査」の実施について

 

 

はじめに

 

近年、医療の進歩とともに、重症心身障害児(者)の方の生命予後は飛躍的に伸びており、60歳を超えて生活できる方も珍しくなくなってきています。一方で成人期の重症心身障害児(者)の高齢化に伴う合併症は多岐にわたっており、その詳細な報告は極めて少なく、これまでの報告例から全体像を把握することは難しいと考えられています。

そのため、当院に長期入院されていた患者さんの診療情報を確認することで、急変や生命予後に影響する因子を検討することを目的としています。

この研究は当院の倫理審査委員会の承認を経て行っており、概略は以下のとおりです。

 

1.研究概要および利用目的・方法

今回の調査研究は、16歳未満で発症(受傷)した基礎疾患のために重症心身障害を合併していると判定され、当院に1年以上長期入所された上で2002年1月から2022年12月の間に院内で亡くなった患者さんを対象とし、経年的推移、基礎疾患や重症度、医療的ケア内容などを調査します。すべての情報は紙カルテから確認し、研究代表者が責任を持って保管、管理します。

 

2.取り扱う情報

患者さんのカルテ等の診療情報から、年齢、基礎疾患、性別、合併症の有無、医療的ケア内容、血液検査結果、直接的な死亡原因などの項目を集めさせていただきます。

 

3.研究期間

この研究は、西部島根医療福祉センターが研究の実施を許可した2023年12月1日から2024年3月31日まで行う予定です。

 

4.個人情報保護の方法

患者さんの情報は匿名化された上で使用し、個人の特定につながる写真や住所、電話番号などは検討に含みません。

 

5.この研究終了後の情報の取り扱いについて

情報の保存については、当該研究の終了について報告された日から5年を経過した日又は当該研究の結果の最終の公表について報告された日から3年を経過した日のいずれか遅い日までの期間とします。

 

6.研究への情報使用の取り止めについて

患者さん個人の情報を研究に用いられたくない、または当院への情報の提供を停止したい場合には、いつでも取り止めることができます。取り止めを希望された場合でも、担当医や他の職員と気まずくなることはありませんし、何ら不利益を受けることはありませんので、下記【問い合わせ窓口】までお申し出ください。未成年者の方などでは、代諾者の方(父母、成人の兄弟、祖父母、同居の親族などの近親者)からの研究不参加のお申し出やお問い合わせに対しても対応いたします。

取り止めの希望を受けた場合、患者さんの情報を使用することはありません。この場合には、個人を特定できない状態にして、速やかに廃棄させていただきます。

しかし、取り止めを希望した時点で、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合のように、結果を廃棄できない場合もあります。

 

7.研究成果の公表について

研究成果は学術目的のために学会での発表を予定しています。その場合も、患者さんの個人が特定される情報は全て削除して公表します。情報の秘密は厳重に守られますので、第三者に患者さんの個人情報が明らかになることはありません。

 

8.研究代表施設および研究代表者の情報、問い合わせ窓口

本研究についてのご質問は、下記の窓口までお問い合わせ下さい。

 

 

【問い合わせ窓口・研究代表者】

松村 渉  西部島根医療福祉センター 小児科医師

〒695-0001 島根県江津市渡津町1926

TEL:0855-52-2442/FAX:0855-52-0344

〒695-0001 島根県江津市渡津町1926 TEL 0855-52-2442(代) FAX0855-52-0344 受付時間 平日 8:15 – 17:15

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